INTERVIEW

設計者として培ってきた知見を共有、より多くの社員から頼られるエンジニアへ。

機械

K.K

中日本事業部 松本営業所
新卒/2014年入社
工学部 ロボティクス学科卒
勤務先:大手建機メーカー

大学ではロボティクスを専攻。機械、電気、ソフトと幅広く理系分野を学んだ。それら分野を横断的に活用でき、また知見を深められる環境と感じてアルプス技研への入社を決めた。入社後自動車メーカーでエンジンの生産設備の導入等に従事。その後、現在の勤務先である大手建機メーカーに異動。建機のアタッチメント等の設計業務を担当している。

人生・仕事の価値観MY VALUES

VALUE 01

設計者として様々な課題を解決していく。
高い評価を獲得し不可欠な存在へ。

――現在の仕事内容を教えてください。

大手建機メーカーで、ショベルカーやブルドーザー、ホイールローダー等の建機アタッチメントの特注設計を担当しています。アタッチメントとは、建設現場や工事現場などで使用される建機に取り付ける装置・ツールのことです。主に建機前方に取り付けられ、掘削や運搬、破砕、切断、整地など多様な作業を担います。実際の設計では、3D CADでモデルを作成し、強度、振動解析を行い問題がなければ2D図面を製作。特注設計では土木以外の農業、林業、製鉄等の様々なユーザー要望に沿った仕様を開発設計していますが、最近では無人機、遠隔操作仕様のオーダーもあり、仕様書によっては電気回路、油圧回路、ソフト等の設計も担っています。また、交通・道路整備に係る国家プロジェクトにも参加しており、忙しくも充実した日々を送っています。アルプス技研社内では、サブ技術マネージャー(技術マネージャーと一緒に営業所を運営する技術部門の役職)やリクルーター、勉強会講師を担当しています。

――印象深い取り組みをお聞かせください。

たくさんありますが、一つは2022年に取り組んだブルドーザーの大容量折り畳みブレードの開発です。超軟弱地や超湿地帯でも効率の高い作業が可能なブルドーザーで、私は前方に備え付けられる排土板であるブレードの設計を担当しました。取り組んだ課題は、ブレードの折り畳みです。ブルドーザーを作業現場に運ぶ際、従来のブレードは取り外して運ぶ必要がありました。そうなるとブルドーザーとブレード、運搬車が2台必要となります。輸送コストを圧縮したいというのがユーザーのニーズでした。そこで運搬車1台で輸送可能な、折り畳みブレードの開発に挑戦。実際に現場に出向きユーザーの声を聞き、課題を吸い上げ開発に反映させ、テストを重ねて改善を進めました。問題は1年以内に完了させなければならないこと。通常こうした開発は2年程度の時間が必要です。急ピッチで開発を進め、量産準備を完了させることができました。短納期開発が高く評価され、工場長から表彰されました。

――重大な品質問題を解決した取り組みを教えてください。

これは、5年間未解決だった品質問題です。油圧機構に使われる鉄のチューブ(パイプ)が割れるという現象が起きていました。もちろん高負荷に耐えられる設計でありテストもクリアしています。しかし、「割れる」という現象が発生してしまう。原因が容易に把握できませんでした。ユーザーには補償としてチューブの交換を行うことで対応していましたが、抜本的に解決する必要がありました。そこで原因究明のために解析作業を進めました。考え得ることはすべて試しましたが、原因は不明。さらに検討・考察を進めていく中、着目したのが「振動」です。稼働中の振動がチューブに影響を与えているのではないか。その仮説から振動を抑制するための防振クッションを取り付けてテストを行いました。結果として、1800時間の稼働でも「割れ」は発生しませんでした。品質問題は解決し市場へ導入、社内で反響を呼び、設計の好事例として取り上げられました。

VALUE 02

人と相談・協力し、巻き込んでいく大切さ。
自身の設計が形になり、完成した瞬間のやりがい。

――最初の勤務先である自動車メーカーで得たものは何ですか。

自動車メーカーでは、エンジンの生産ラインに関わることが多く、設備の導入や新型エンジンの各種プロジェクトに参加しました。中型プロジェクトの管理リーダーに任命され、プロパーの育成をしながら短納期での生産準備に取り組み、また社内の新人教育マニュアルの作成と講師を務めたこともあります。一番心に残っているのは、新規プロジェクトに参加した際、業務量が多く、処理しきれなくなり納期に遅れてしまったことです。まだ経験が浅い時期で、プロパーへの接し方や誰に聞いたらいいかがわからず非常に悩みました。そんな折、勉強会で先輩社員に相談して業務の進め方を教えてもらい、以降納期を守ることができました。困ったことがあったらすぐに相談する大切さと、周りと協力する大切さを学びました。人に頼ってよいこと、周囲を巻き込むことの大切さを知れたことは、私にとっても大きな収穫であり、その後の仕事のすすめ方にも大きな影響をもたらしました。

――仕事のやりがい、日々の業務で心がけていることを教えてください。

エンジニアの仕事のやりがいは自分の設計や工夫が実際の製品として形になり、その完成した瞬間に大きな喜びを味わえることです。高度な技術力やより早い開発納期の要求に応えながら課題を乗り越え、技術的成長を実感できる点も魅力です。そして、ものづくりを通じて社会に貢献できることがやりがいにつながっています。そのやりがいを手にするため、仕様書の段階でものができればいいという考えではなく、前後工程のことを考え確認業務や戻り業務が発生しないように、製造現場での作りやすさや組みやすさを意識した設計を心がけています。「製造現場視点」は、前プロジェクトの自動車メーカーで培われたものだと感じています。また図面を作成する際には、その図面を見て自身が工作機械を使用して作れるかどうか、その点を考えながら製図を行っています。

VALUE 03

技術者派遣・請負という形態だからこそ、
幅広い業界を横断して活躍し成長できる。

――今後の目標や描くキャリアを教えてください。

これまで設計のプロフェッショナルを目指して業務に取り組んできました。その姿勢に今後も変わりはなく、さらに高い技術力に挑戦していきたいと思っています。一方で、設計に留まらず、DXやAIなど幅広い分野を視野に入れていきたいと考えています。現在、サブ技術マネージャーとして、これまで培った知識や経験をグループで共有し、チーム全体の成果向上を目指しています。勉強会活動では私自身も発表や指導を通して成長を感じるところはありますが、これからは機械分野の技術だけでなくDXやAIなどの先端技術を学んでいき、より多くの社員から頼られるエンジニアになることを目標にしています。

――就活生へのメッセージをお願いします。

私が就活していた時はこの製品に携わりたい、というよりも、多くの製品に携わりたいという思いが強く、様々な業界・企業を見ては悩んでいました。これは幅広く仕事を選ぶことができるエンジニアならではの悩みだと思います。多様なプロジェクト、多彩な技術を経験できるアルプス技研には、将来的なキャリアアップを含め、幅広い知見を積み重ねることができる環境があります。私自身、エンジニアとして着実に成長していることを実感しています。また、技術者派遣・請負という形態だからこそ、環境が変わるたびに新たな課題と出会い、自分のスキルを試しながら成長できます。幅広い業界を横断して活躍できるため、視野が広がりエンジニアとしての柔軟性や対応力が身に付きます。

1日のスケジュールONE DAY SCHEDULE

08:00
出社。メールチェック
08:30
本日進める業務の報告と懸念点あれば相談共有
09:00
3Dモデル製作
11:00
応力解析、安全性チェック
12:30
昼食
13:15
午前中の業務続き
15:00
解析結果整理、報告
15:30
図面作成・出図処理
16:00
進捗整理と次にやるべきことの管理
17:00
退社

CAREER


私のキャリア

2014年
入社。自動車メーカー生産技術部第一プロジェクト室へ配属。
新型エンジンの生産ラインの設備導入業務、出荷テスト設備の改造業務に従事。
2019年
大手建機メーカーへ異動。
改革室配属。農業建機プロジェクトのメンバーとして設計開発業務に従事。
2021年
同社、ワーキングギア室に異動、特注対応に従事。
2022年
低接地圧用ブルドーザーの大容量折りたたみブレードの開発に設計として参加。
2023年
上記の商品を短期間で開発、量産準備完了し工場長に表彰される。
2024年
QC大会に出場、地区大会金賞、全国大会金賞受賞。
5年間未解決だった重要品質問題の担当となる。
2025年
重要品質問題は解決、社内の設計事例として取り上げられる。
現在、遠隔操作プロジェクト、国内プロジェクトに従事中。

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